あなたはどのようなときに音楽を聴きますか?
気分が乗らないとき、音楽がないと寂しいとき――人により様々だと思います。
今回のテーマは「作業時の音楽の使い方」です。
普段の生活では「なんとなく」のタイミングで聴くことが多い音楽。
「習慣の一部として取り扱うことで、人生の質を高められるのではないか」という考えを元に、今回の記事を作成しましています。
「私が考える音楽を聴く習慣でもたらされるメリット3選」と「ちょっとした活用例・注意点」について触れていきます。
合うか合わないかは人それぞれだと思いますが、参考になれば幸いです。
音楽は感情に作用する
音楽療法という言葉があるように、音楽はメンタル面のサポーター。
音楽には以下のような効果が期待できます。
- モチベーションの向上
- 気持ちを整え、リラックスできる
例えば、落ちこんでいるときにアップテンポの曲を聞けば、高揚感を得ることができるでしょう。
逆に、興奮しているときにスローテンポの曲を聴けば、気分に落ち着きを生み出すことができるでしょう。
このように、音楽を利用することで、感情を上手にコントロールすることが可能です。
音楽を聴くことのメリット3選
音楽を聴くメリットとして、以下の3つを紹介します。
ストレスのきっかけは、ほぼ例外なく「外的要因」
例えば、騒音、気分をそぐようなネガティブな情報、望まない人間関係など――ストレスには必ず外部からの刺激が関係してきます。
また、ストレスを発端にネガティブな考え方から抜け出せない状態(いわゆる「ぐるぐる思考(反芻思考)」)になることも。
ちょっとしたストレスが、より大きなものとして重くのしかかってしまうことも少なくありません。
音楽を使うことで、ストレスの根本的な要因を遮断できる可能性があります。
また、音楽で脳を満たすことで、ぐるぐる思考を止めるきっかけにもなるはずです。
注意をそらすような思考が自然と減るため、結果的に集中できて生産性の向上も期待できるでしょう。
気分が良ければ、行動がはかどる
普段頼まれると「嫌だな」と思うことでも、気分がウキウキな状態で頼まれると引き受けてしまうことってありませんか?
行動できるかどうかは状態が全てです。
心を落ち着かせ、気分を調整してくれる音楽を用いることで、行動の後押しをしてくれるはずです。
ちなみに、行動できない原因の根本に「不安や恐れといった気持ち」が潜んでいることがあります。
頭では行動した方が良いと分かっていても手をつけられない――。
このような状態が続くのであれば、方法を探る前に「気持ちを整えること」に注力した方が良いかもしれません。
その手段の1つとして、音楽は役立つことでしょう。
自分の好きな音楽を探してみよう
自分にピッタリの音楽は、人により異なります。
まずは、「自分に合う音楽」を隙間時間で探してみましょう。
YouTubeやTikTokなど、探そうと思えば様々な音楽に触れることが出来ますので、いろいろと検索してみても良いかもしれません。
気に入ったものがあれば、メモなり保存するなりして忘れないようにしておきましょう。
月額の料金がかかっていいのであれば、音楽のサブスクを使ってみるのも良いかもしれません。
音楽のサブスクの一例
- Apple MUSIC
- Amazon music
- YoTube music (YouTube Premiumに入っていたら合わせて使えるサービス)
初回〇日間無料のサービスを活用して好きな曲を探してみるのも良いかもしれませんね。
管理人メモ 勉強中と作業中における音楽の活用方法
勉強中――特に学ぶための作業をする場合、「歌詞付きの音楽」を聴かないように注意してください。
私が普段の作業中に歌詞なしの音楽を活用しています。
クラシックを聴くこともありますし、好きなアニメやゲームなどのサントラ(=OST)、特に集中したいときはただの自然音やカフェのような空間の音を流すこともあります。
単純に「サントラの方が好き」というのも理由です。
その背景に「歌詞付きの曲が勉強には不向きだ」と結論づけるような情報を耳にしてからは、単純作業中以外はほぼ聴かなくなりました。
脳は複数の処理が苦手
あなたはマルチタスクの話を耳にしたことはありますか?
作業効率が良くなると注目されたマルチタスクでしたが、研究が進んだことにより「効率が落ちる」という結果が出てしまいました。
理由は、脳の仕組みが複数の動作を同時に行うことに適していないからです。
人間の脳は言ってみれば「Windows95ぐらい」の性能です。
最近のパソコンしか使ったことがない人は信じられないかもしれませんが、複数のページを開くと簡単にフリーズできるほどの性能です。
つまり、「覚える・考える・想起する」といった脳をフルに使う作業の場合は、他の情報を入れるべきではありません。
音楽を聴くタイミングには適材適所がある
一方で、音楽を聴くことで元気になったりやる気が出たりすることもあるはずです。
つまり、状況によって音楽を聴き分けると良いと言えます。
例えば、通常は落ち着いたBGMか自然の音を聞きながら作業を行うとして、集中力ややる気が落ちてきたらアップテンポの曲に変えるということも可能です。
(テンションを上げるためにピンポイントで「歌詞付きの大好きな曲を流す」という選択肢もとれそうですよね。)
また、頭を使わない単純作業や運動などであれば、歌詞付の音楽でも全く問題ありません。
普段聴く音楽を上手く活用することで、生活の質が良くなるかもしれませんね。
(補足)ある記憶術に書かれた忘却術が暗に示すもの
かなり昔の話ですが、私は「ワタナベ式記憶術」という本を読んだことがあります。
一言でまとめると「特定の強い記憶に連想して覚える記憶術」ですが、その中に忘却術――つまり記憶を忘れる方法というものが書かれていました。
忘れたい記憶と真逆に近いような記憶を連想してごちゃまぜすることで、忘れることができる――つまり、記憶は他の記憶と混ざると忘れやすくなるということです。
一瞬で入った情報が時間経過に伴って忘れてしまうのも、同じ理由ではないでしょうか?
そのように考えると、音楽を聴きながら勉強するのはどうなのでしょうか?
- 「複数作業ができない」という脳の仕組み上、不向き
- 違う情報と混合して記憶するのを阻害する可能性
上記の理由から、歌詞付きの音楽は作業中に聴かなくなりましたね――。
まとめ
- ストレスが溜まるきっかけはほぼ例外なく「外部的要因」であり、音楽を活用することで要因の排除につながる
- 音楽を活用することにより気持ちを整えられて、行動を始めるきっかけを作れる。
- 実際に色々な音楽を聴いてみて、気分が良くなる音楽を活用していこう。
※勉強目的で音楽を聴く場合は、歌詞なしの音楽がオススメ
では、良き日常でありますように!
追伸
もし、勉強や作業に対して音楽を活用していきたいと考えている方は「ポモドーロタイマー」を活用してみてはいかがでしょうか?
実際に使っていますが、集中力が途切れづらく作業がはかどります。
YouTubeなどで検索すると、〇時間用の動画がいくつも出てきますので、ぜひ一度はお試し下さい。