心理学

心理学テーマ1:自己肯定感~現代社会を生き抜くために~

今回取り扱うテーマは「自己肯定感」です。

現代社会に生きづらさを感じているのではないでしょうか?

もしかすると、その原因は自己肯定感の低さに関係しているかもしれません。

これから紹介する特徴は「自己肯定感が低い人」に当てはまります。

この記事では、「自己肯定感に関する4つの傾向とその理由」について触れていきます。

(この記事の最後に、打開のためのヒントを殴り書きしています。個人的なアウトプットではあるので、しっくりとこなければスルーでも構いません。)

では、本編へどうぞ。

 

人の思考は常に一貫している

 

人は「常に一貫した思考を求める」という特徴を持っています。

(この理論を認知的整合性理論と言いますが、覚えなくても大丈夫です。)

その人にとって「常に安心できる状態」になるような思考パターンが作られており、人生の中で経験したことをもとに形成されます。

無意識に形成されているものが多いため、仮に気付いたとしても「常に一貫した思考を求める」という性質上、思考としっかりと向き合うための根気が求められそうです。

 

自己肯定感が低い人に見られる4つの傾向

ここでは、自己肯定感の低い人がしがちな傾向について触れていきますね。

以下の特徴に当てはまるほど、自己肯定感の低い人である可能性があります。

 

①「私には無理だ」と口にしたり、思ったりすることが多い

「私には無理だ」と無意識に言っていませんか?

この言葉を思い浮かべたり使ったりする人は、行動が消極的になる傾向があります。

「どうせ失敗するのだから、やらない方がマシだ」という自分に対する否定的な気持ちが、「私には無理だ」という思考を生み出している可能性があります。

 

②他人からの褒め言葉に違和感を抱くことが多い

他人からの褒め言葉に違和感を抱くことはありませんか?

  • 評価してもらった時に素直に喜べない
  • 逆に悪く言われると納得してしまう

自信があれば評価している人を好む傾向があり、逆に自信がない人は悪く言う人の評価を好む傾向があります。

自分に対する否定的な気持ちがあるからこそ、悪く言われることに納得できる――「常に一貫した思考を求める」という人の心理と合致していますね。

 

③嫉妬しやすい

あなたは嫉妬しやすいタイプでしょうか?

嫉妬の根底に眠っているのは、「不安」です。

自分への評価が低い場合、相対的に比較対象(=他人)の評価を上げることになるため、不安をより感じやすくなります。

 

④周りの機嫌をいつも気にしている

人の態度、表情などが気になるタイプですか?

自己肯定感の低い人ほど周りの人の顔が気になる傾向があります。

大多数の人が評価しているにもかかわらず、一人の悪い評価を気にしてしまう――このような傾向が見られます。

 

終わりに

今回は「自己肯定感が低い人に見られる4つの傾向」について記事にまとめました。

自己肯定感が低い人に見られる4つの傾向
  1. 「私には無理だ」と口にしたり、思ったりすることが多い
  2. 他人からの褒め言葉に違和感を抱くことが多い
  3. 嫉妬しやすい
  4. 周りの機嫌をいつも気にしている

 

外見や能力・考え方など、学校や職場などに限定しても自分と異なる人たちが集まってきます。

テレビなどのメディアでは、あなたとかかわることがないであろう人たちの話題も飛び交います。

インターネット(SNS)の仕組みが確立されている今、姿も分からない人とも接する機会あるでしょう。

自己肯定感が低い人にとって、現代社会は生きづらい空間かもしれません。

認識できたところで、今すぐ自分を肯定していくのは至難の業だと思います。

まずは、心に不安を与える要素(=ネガティブ)から離れて、時間をかけて自分の内面にしっかりと向き合ってみてはいかがでしょうか?

  • 不快に思いながら頑張っていることを手放す
  • SNSやネガティブなニュースなども手放す
  • 無理をしている人間関係も手放す

 

なるべく心地よい状態を作って、自分が安心できる領域を確保するところから始めて見て下さい。

 

P.S.管理人メモ

①心地よい状態を作る上でオススメな行動について

  • 運動をする
  • 瞑想をする
  • 気分が上がる音楽を聴く
  • その他自分がワクワクすることをする

 

②自己肯定感を上げるきっかけになる考え方

他人と比較されるような状態が、自分の評価を下げて現代社会の生きづらくしている根本的な原因。

まずは、「あなたが信じている価値観の多くは他人からの押し付けである」ということを認識してみてみてはどうだろうか。

「背の高い人がカッコイイ」などと耳にはする。

だけど――

「他人を平気で傷つけて礼儀も作法も何もなっていないけど、容姿が整っていて背だけは高い」

こんな人でも本当にカッコイイのだろうか。

 

それでも「カッコイイ」と思う人は必ずいる。

これも一種の価値観の押し付けだから。

 

この例えに納得する、納得しない――どちらを抱いたとしてもこの結論に帰結する。

「あなたが信じている価値観の多くは他人からの押し付け」

多くの場合、その偽物の価値観から自信を失くしていることをお忘れなく。

 

では、良き日常でありますように!