心理学

優柔不断の心理学:原因と解決策3選

ナコ
ナコ
飲食店で料理の注文をするとき、いつも手間取っちゃうんだよね。本当は即決したいのだけど……

あなたは料理の注文に手間取るタイプですか?それとも即決するタイプですか?

多くの人は、すぐに決断をしたいと思っています。

しかし、実際は、選択肢が多いほど迷ってしまうのではないでしょうか?

このような現象は、心理学で「決定回避のパラドックス(Decision Paralysis)」として知られています。

この記事では、優柔不断の心理を深堀りし、その原因と克服方法について解説します。

優柔不断を起こす心理:決定回避のパラドックス(Decision Paralysis)とは?

さんとー
さんとー
選択肢が多すぎると「どれを選べばいいかわからない」と感じ、決定を先延ばしにしてしまうことがあります。
これを「決定回避のパラドックス」と呼んでいます。

ジャムの選択実験

コロンビア大学のシーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)とスタンフォード大学のマーク・レッパー(Mark Lepper)が行った有名な実験です。

■実験内容

🔹スーパーの試食コーナーにて、「6種類のジャム」を並べた場合と、「24種類のジャム」を並べた場合の購入率を比較した実験

🔹24種類のジャムを並べた場合と比べ、6種類のジャムを並べた場合の購入率は約10倍高かった

■実験からわかること

選択肢が多すぎると、決断を避ける傾向が強まる

どのような心理メカニズムが関係している?

後悔回避バイアス
⇒選択に関する「不安」が決断を遅らせる

分析麻痺
⇒選択肢が増えると、比較に時間をかけすぎてしまう

選択疲れ
⇒1日に何度も決断を繰り返すと、脳の疲労により決断を避けるようになる

優柔不断になってしまう原因2選

さんとー
さんとー
日常生活の中で、決断に迷うシーンは多くありますよね。
優柔不断になる原因は大きく分けて2つあり、「選択対象の価値に差がない」「選択肢が多すぎる」かのいずれかです。
最終的に妥協や諦めにつながりやすくなり、後悔につながることもあります。

優柔不断は完璧主義の人ほど要注意

優柔不断になる原因として共通しているのは、「決断の結果を重視しすぎていること」です。

たしかに、物事を深く考えることは大切ですが、比較対象を挙げると無限に出てくることを加味しなければなりません。

完璧主義の人ほど多くの選択肢を見つけてしまう傾向があるため、上記の心理状態により優柔不断に陥りがちです。

失敗は多くの学びがある

あなたが自転車に乗れるようになるまでに、おそらく「こける」という失敗を経験しているはずです。

過去の経験を活かせば失敗を防げることもありますが、未経験の分野では多くの場合、失敗するものです。

「失敗しても成功してもどちらでもよい」という考え方を持つことで、選択面の迷いは減るだけでなく、あなたを大きく成長させてくれるはずです。

とはいえ、失敗は痛みを伴うため、なるべく避けたいですよね。

失敗を避けるための一工夫

✅失敗した前提でシミュレーションしてみる

実は、多くの失敗は事前の対策で回避できます。

🔹仮に「A」で失敗した場合、その原因は何か?

このように自問し、失敗の原因をシミュレーションしてみましょう。

優柔不断を克服するための3つの解決策

さんとー
さんとー
優柔不断の原因を取り除くために、ルールをあらかじめ設定しましょう。
下記の3つはシンプルなルールで実践向きなので、試してみてください
優柔不断の解決策

期限を決める
選択肢を減らす
ランダムで決める

1.期限を決める

期限がないと「まだ時間がある」と錯覚し、決断を後回しにするリスクがあります。

期限を決めるだけで、スムーズに決断できるようになるでしょう。

🔹レストランでメニューを選ぶなら、「1分以内に決める」というマイルールを作る

2.選択肢を減らす

「決定回避のパラドックス」が示すように、選択肢が多すぎると決断が難しくなるため、「選択肢を絞るルール」を作りましょう。

おすすめは「最大3つに絞る」というマイルールを持つことです。

🔹10種類の服から「直感で3つ選んでみる」
🔹食べたいメニューを「肉料理」「魚料理」「パスタ」3種類に分類して選ぶ(決まったら、メニューから3つ選んで、最終的に1つに絞る)

3.ランダムに決めてみる

「どちらを選んでも大差がない」と感じる場合は、コイントスやサイコロを使って決めるのも有効です。

実際試してみると、稀に「表が出た瞬間に『裏が良かった』」と感じる場面があります。

この方法は、「出た結果に対して納得しなかったときの対処も簡単」というメリットがあります。

特定パターンの逆を選ぶ

■例:決断できずに誰かに相談しようと思った場合

「行動に積極的」な人:「今は」選択肢から外してみる

多くの人に共通した話ではありますが、「心の底からやりたいこと」は「人に相談せずに勝手にやっているもの」です。
他人に相談するのは、「止めてほしい」「やりたくない」という気持ちの裏返しの可能性が考えられるので、選択肢から外す判断材料になります。

行動に消極的」な人:とりあえず選択肢に入れてみる

自信のなさが原因で、日ごろから行動を避けている可能性が考えられます。
この場合、「背中を押してほしい」という気持ちの裏返しの可能性が考えられるので、選択肢に入れる判断材料になります。

まとめ:優柔不断の原因と解決策

今回は「優柔不断になってしまう原因」と「解決策」を紹介しました。

優柔不断になってしまう原因と解決策
  • 選択肢が多いほど、決断を避ける傾向がある
  • 「期限を決める」「選択肢を減らす」「ランダムに決める」の3つを意識して事前にルール化することで、優柔不断の原因を解消できる
今日からできる行動

✅優柔不断になる状況を思い出して、期限を決めるルールを作る
✅選択肢が多いときは、一旦3つに絞ってみる
迷ったらコイントスしてみる

さんとー
さんとー
優柔不断の解消は、日常のストレスの軽減や自信につながります。
シンプルな方法も多いので、今日から試してみましょう
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