人と良好な関係を築く

心理学テーマ5:優柔不断になる原因とならないための考え方

あなたは料理の注文に手間取るタイプですか?それとも即決するタイプですか?

多くの人は「レストランのメニュー選び」のようにすぐに決断をしたいと思っていますが、実際には1つに絞ることが難しいですよね。

私はいまこそ「即決すること」を重視しているとはいえ、元々優柔不断な人間だったこともあり、注文するときに手間取ることはいまだにある話です。

今回のテーマは「優柔不断な人の心理」についてです。

この記事では、「優柔不断になってしまう原因」に触れつつ、「優柔不断にならないための考え方」についての処方箋を3つ紹介します。

では、本編へどうぞ。

 

優柔不断になってしまう原因

この料理も食べたいけど、あの料理も食べたい――

優柔不断になってしまう原因は大きく分けると以下の2つあります。

  1. どちらを選択しても同程度の価値を得られるパターン
  2. 選択対象が多すぎて、選べずにいるパターン

最終的に妥協や諦めにつながりやすくなり、後悔につながることもあります。

なるべくなら後悔しない選択をしたいですよね。

優柔不断を避けるためにはどうすればよいのでしょうか?

 

優柔不断は決断の結果を重視しているときに起こりやすい

優柔不断に陥る最たる理由は、「決断の結果を重視しすぎているから」です。

常に最善解を求めることは大事ですが、前述のように同程度の価値を選ぶ状況や選択肢が多すぎる場合に「優柔不断」に陥りやすくなってしまいます。

 

結果より決断することの方が大事

 

あなたは失敗した経験はありますか?

失敗せずして成長できる人はいません。

失敗が多いほどあなたは決断して行動している結果であり、必ず成長の糧になっているはずです。

「失敗という結果」にこだわらずに、「失敗しても成功してもどちらでもよい」と思えるほどの「結果にこだわらない姿勢」が大事になってきます。

 

オススメ
  • 失敗した前提でシミュレーションしてみる

とはいえ、失敗はなるべく避けたいですよね。

「〇〇を失敗してしまったと仮定しよう。失敗した原因は何だろう?」

失敗してしまった前提で、原因を探る質問を投げかけてみて下さい。

この質問を投げかけることで、失敗を回避できることもあります

 

優柔不断にならないための正しい対処

では、優柔不断にならないように決断するためには何が必要なのでしょうか?

 

優柔不断を克服するための3つの具体的ステップ

優柔不断を克服するために実践できる具体的な方法を3つ紹介します。

まずは、以下のことを意識しましょう。

  1. 期限を決める
  2. ランダムに決めてみる(コイントス、時計の時間が奇数or偶数など、1/2のことをして、出た方の選択をする。)
  3. 後悔を恐れない

 

1.期限を決める

過去を振り返ってみて下さい。

何かを決断したにもかかわらず、「『またあした』を繰り返して気付けば年末になっていた」という経験はありませんか?

人は期限を決めないと、「時間はまだある」と錯覚することで難しいことほど後回しにしてしまう傾向があります。

だからこそ、どんなことでも「〇日までに××する(決める、始める、やめるなど)」のように締め切りを設けるようにしましょう。

 

2.ランダムに決めてみる

コイントスでも何でも構いません。

ランダムに直感で判断するようにしてみましょう。

この方法のメリットは、「出た結果に対して納得しなかったときの対処が簡単」という点です。

例えばコイントスで「表」が出たけれども、それに納得できない場合、実は心の中では「裏」の選択を望んでいたと気づくことがあります。

納得しない――裏を返せば「逆の結果が自分の望んでいるということである」と結論づけられます。

 

3.後悔を恐れない

どのような経緯で後悔してしまうのか―― 心理学者アベンドロスらの調査によると、「やった後悔より、やらない後悔の方が強い」とのことでした。

「やらない選択」よりも「やる選択」を優先した方が後悔を和らげられそうです。

また、イスラエルの心理学者メラマードによると、判断を迷う人ほど不安に陥りやすい傾向があったとのことでした。

  • やる選択を優先した方が後悔しない
  • 迷うほど不安になる

 

上記のことを知ったうえで、「迷ったらやれ」を今後の行動方針にしてみてはいかがでしょうか?

 

管理人メモ1:誰かに相談するほどならやらなくて問題ない?

――〇〇しようと思うのだけど、どう思う?

 

誰かに相談しようと思ったときは要注目です。

行動力のある人は、「人に相談せずに自分で判断するケースが多い傾向」がみられます。

自分が望むことを他人の判断に委ねることはしません。

むしろ、他人に相談するということは、「止めてほしい」「やりたくない」という逆の気持ちがかくれている可能性があります。

誰かにやるかやらないかの判断を委ねそうになった場合は、基本的に保留(=一旦キャンセル)するようにしましょう。

もし他の人が相談してきた場合は、優しく止めてあげた方がよいかもしれませんね。

 

管理人メモ2:選択肢を減らせ

選択肢が多すぎると、選択自体を避けがちになります。

そのため、意識的に選択肢を絞り込むことが重要です。

まずは選択肢を減らすことから始めてみましょう。

 

終わりに

今回は「優柔不断になってしまう原因」に触れつつ、「優柔不断にならないための考え方」を紹介しました。

優柔不断になってしまう原因とならないための考え方
  • 優柔不断は「決断の結果を重視しているとき」に起こりやすいため、結果にこだわらない考え方を意識する
  • 行動に対する締め切りを設けるようにする
  • ランダムで決める習慣を身につける(ランダムで決めたことに納得しなかった場合は、別の選択肢を即断する)
  • やらない選択よりやった選択の方が後悔しない
  • 本当にやりたいことは相談せずとも行動する。

 

この記事があなたの優柔不断を克服し、迷うことなく確信を持って選択できる手助けになれば幸いです。

では、よき日常でありますように!

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