マネジメント

自己啓発が意味ないから脱却!目標達成につなげる3つの前提と学び方

この記事にたどり着いたあなたは、きっとこのような悩みを抱えているのではないでしょうか?

・様々な自己啓発に取り組んできたけれど、成果が出ずに挫折を繰り返している。だから、学んでも成果がでない

・疲れや嫌気を感じながらも、自己啓発の可能性を諦めたくない

ここまでの頑張りや努力は無駄ではないと思いますが、どうせなら結果につながる努力にしたくありませんか?

結果が出ない原因としては主に以下の2つが考えられます。

①望む結果を手にする実力・経験が不足している

②結果につながらない間違った努力をしている

あなたが望む結果を得られない原因は、②のパターンであると私は確信しています。

そんなあなたに、「自己啓発の分野を正しく使うためのコツ」を伝えるのが、この記事の目的です。

ぜひ、遠回りする前にこの記事をご確認ください。

自己啓発が意味ないと思ってしまう 熱心な人ほど陥りやすい罠とは

自己啓発本で何かを学ぼうとするときに、学校の勉強のように、全てを覚えて実践しようとしていませんか?

学校教育だと、どうしても「勉強のゴールが100点満点を目指す形」になってしまうので、一字一句欠かさず読まないといけない気持ちになってしまいますよね。

実は、学校での勉強方法とは大きく異なり、「自分の目的に合致した内容だけを学ぶこと」が求められます。

自分が必要としている情報を素早く見つけ出し、必要な箇所だけ精読して実践に落とし込むことを意識するだけでも、成果が大きく変わってくるはずです。

自己啓発を意味ないもので終わらせないための3つのポイントとは

ここでは「スキル習得を成果につなげるために押さえるべきポイント」を3つ紹介します。

自己啓発を行う目的を明確にする

目的は大きく分けると2つあります。

不足している知識を補う

「ある程度習得している」知識やスキルを磨く

成果につながらない原因として最も多いのは、「学ぶこと自体を目的にしてしまっていること」です。

特に、真面目で頑張り屋さんな人や完璧を求める人が共通して陥る罠と言えますね。

実際、私もこの罠にハマっていた一人です。

結果を最大化しようとあらゆる本に触れているうちに、「スキルを習得すること」を重視するようになり、気づいたらノウハウコレクターになっていました。

もちろん、仕事や私生活に生かせた部分はありますが、望む成果に何一つつながらなかったのは言うまでもありません。

あくまで目的は「成果を得るためのスキルを補うこと」であり、知識だけを増やすだけでは成果が出ないことを押さえておきましょう。

 

「自己啓発を行う目的」を明確にできているかチェックする

「始める動機となった目標」「成果を測定する仕組み」を考えつつ学ぶ分野を見選ぶことで、モチベーション維持にもつながります。

質問:何のために学ぶの?

例)

・仕事の効率を上げるため

・メンタル面の強化のため

・(新たなチャンスを掴むために)新しい分野のスキルを学ぶため

自己啓発本で学ぶことと補いたいスキルは一致している

学びの延長線上に、自分が本当に得たい結果があるという確信は持てていますか?

たとえば、あなたが一流シェフ並みの料理スキルを持っていたとしても、今の仕事において活躍する場面は考えづらいですよね。

今から学ぼうとしているスキルや経験が、あなたが得たい結果や成果に直結することなのか――学ぶ分野を選ぶ際には考える必要があります。

 

「目的と合致したスキル・考え方であるか」をチェックする

自己啓発本を読み始める前に、「学びの目的を考えること」を癖づけることで、上記の防止につながります。

質問:今からの学びは、目的と合致しているだろうか?

例)

・イレギュラーに対応できるような「柔軟性を身につけること」が目的なのに、「ルーティン作業の効率化」を重点的に取り組んでいないか?

・仕事の「効率を上げること」が目的なのに、「理論的な学び」を重点的に取り組んで、肝心の行動をおろそかにしていないか?

 

自己啓発本だけですぐに結果がでないことを理解している

自己啓発本の読む前のあなたをイメージしてみてください。

真っ先に浮かぶのは、「今よりも成功した自分の姿」ではないでしょうか?

確かに、適切な目的や方法で学んだスキルや知識は、多くの場合において結果に直結します。

一方で、下記の理由に挙げるように、「特定のスキル」を習得したところで、成果に直結するとは限らないのも事実です。

  • 大抵の場合、成功・成果がでるまでに欠けている要素は1つではなく複数存在する
  • 自己啓発本に書かれている内容の大半は、時間をかけて少しずつ磨いて身につくスキルである

 

参考までに、成功に至るまでに必要な「過程」について調査した実験を紹介します。

心理学者アンジェラ・ダックワースが提唱した「グリッド(Grit:才能よりも情熱をもって粘り強く努力し続ける能力)」に関する研究です。

陸軍士官学校、スペリングコンテストの優勝者、企業のトップに立つ経営者などを追跡調査した結果、成功要因には「グリット」が大きく関係していることが分かりました。

この研究は、その場しのぎのスキルや一時的な努力で達成できるものではなく、時間をかけて積み重ねることが成功に直結することを示しています。

 

「すぐに結果につながることを期待していないか」をチェックする

挫折や意欲低下などの要因は、多くの場合「過剰な期待」から生まれるものです。

短期間で成果が期待できるのか、それとも結果が出るまでに長期の時間が見込まれるのか、あらかじめ把握するだけでも継続力に差が出ます。

学ぶスキルを習得するまでの期間を考慮しながら、自分の目的に合ったスキルを学びましょう。

質問:これから学ぶスキルに対して過度な期待はしていないか?また、結果に反映されるまでの期間を正確に把握できていますか?

「自己完結できるスキル」ほど、比較的短期間で結果につながりやすい傾向がある

例)タイムマネジメント、タスク管理など

 

対人スキルや内面的な成長に関連した学びほど、長期的な学びや経験が必要な傾向がある

例)話術・アンガーマネジメントなど

 

すぐに結果を出せる人が存在するからくり

あなたが「セミナー」に参加したときを思い浮かべてください。

スタートは皆同じだったはずなのに、すぐに結果を出している人っていませんでしたか?

なぜこのようなことが起こるのかというと、「必要な経験の多くをすでに積んでいた状態だったから」です。

結果を簡単に出しているように見えるのは「錯覚」――ひとつでもかみ合えば、すぐに望む結果を出せる状態だったからです

不足しているものの多くがスピリチュアル(=内面の理解)であるため、特にスピリチュアルを好んで学んでいる人ほど陥りやすい錯覚と言えそうです。

真の成功者と呼ばれる人たちは、例外なく「土台となる経験」を積んでいます。

あくまで結果は土台ありきの話であり、不足しているスキルや経験があれば、必然的に結果が出るまでのラグが生まれます。

遠い未来の結果を叶える感覚で、今やれる「必要なスキル」を継続して行動に落とし込んでいきましょう。

自己啓発本の学びを望む結果につなげるための実践アドバイス

この記事を読んで、どのような行動をすればいいのか悩んだ際には、とりあえず以下に紹介する3つを意識して取組みましょう。

1.目標を明確にする

――あなたの目標(=得たい結果)は何ですか?

私も経験者の1人ではありますが、自己啓発を熱心に学ぶ人ほど「自分のゴール地点」をあやふやにしがちです。

目標の立て方が曖昧であれば、実際に達成したときの状況を明確に描けるぐらいに明確な目標を再度ノートに書き出してみましょう。

(念のため、目標設定に関する参考記事を載せますね。)

SMART目標設定法の完全ガイド:挫折を防ぐ具体的な5ステップ

2.自己啓発のスキルは必要な情報「だけ」収集する

一字一句全てを学ぶ必要はありませんので、「必要な情報だけ」を収集する癖をつけましょう。

それをふまえると、「拾い読みのスキル」は優先して習得したいスキルです。

「目標のためにどのような情報が必要か」を紙に書き出し、ブックオフなどの古本屋さんで「役立つ情報をひとつ以上見つけること」を目標に実践しましょう。

まとめ 自己啓発を目標達成につなげるために

自己啓発を成功に導くポイント

・自己啓発が意味ないと感じる理由は、目的とは異なる努力や学びを優先してしまっているから

・自己啓発を成功につなげる3つのポイント

1.目的を明確にする学ぶ理由をはっきりさせ、目的に合ったスキルだけを学ぶ

2.必要な情報だけを選ぶ結果に直結する内容を学ぶ意識をもつ

3.成果が出る期間を現実的に見積もる結果が出るまでに多くの時間を費やすことを覚悟して学び始める

・自己啓発を学ぶ前に取り組むおすすめ行動

1.目標を具体化し、紙に書き出す

2.必要な情報だけを効率よく収集し、すぐに行動する

まずは、あなたが自己啓発を学ぶ目的を明確にすることから始めてみてください。

今回の記事が、あなたの学びに役立つことを心から祈っています。

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