掃除

断捨離の成功法!年末大掃除でスッキリする3つの手放しステップ

かつて思い浮かぶ度にメモにアイデアを殴り書きしていたことがあった。

自分を高めるために使えそうだと思った知識、アイデア、やるべきことなど――気づけばメモ用紙が引き出しの中に散乱する。

このメモ用紙の話はほんの一部――悩んだ挙句、「もしかしたら」と処理できずに放置した結果、次の年も部屋の隅っこに居座り続ける。

あなたの部屋にも、年末の大掃除ですら処分できずに居座り続けている物があるのではないでしょうか?

今回は、「年末大掃除でスッキリする断捨離の方法」をテーマに、物を手放すコツをお伝えします。

記事の結論を少しチラ見せしますね。

★「感情が動かない物」と「存在を忘れていた物」は全て手放す対象にする。(是が非でも守り抜くような大事な物であれば、上記の状態にはならない。実際に手放したところで後悔することはほとんどない)

掃除・断捨離を成功させるための前提知識:記憶のメカニズム

この記事は断捨離の話――ですが、この後の話につながるので、少し「記憶」に関する話をさせて下さい。
脳は重要なことではないと記憶しない」という性質があります。
重要だと思う基準は、大きく分けると以下の2パターンが考えられます。

1.感情がゆさぶられる出来事を脳が重要だと判断する

例えば映画館で作品を見ている様子を想像して下さい。

どのような作品でも、思い出せるのは「感情がゆさぶられた場面」ではないでしょうか?

では、感情が伴わなければ人は記憶することはできないのでしょうか?

 

2.繰り返し入ってくる情報を脳が重要だと判断する

感情以外にも、「繰り返し入ってくる情報」を脳は重要だと判断して記憶する傾向があります。

そのため、インプット(=記憶する)よりもアウトプット(=思い出す)行動を優先することで、記憶できる可能性が上がります。

具体的には以下のようなことが当てはまります。

  • 復習する
  • 思い出したことを書き出す(テストする)
  • 誰かに教える――など

 

勉強量を増やしても全く覚えていなかった私の受験生時代

 

私の受験生時代、「起きている時間≒勉強時間」と表現できるほどには勉強付けの生活をしていました。

受験本番になって「今まで何を学んでいたのだろう?」と落胆するほどに、私の記憶力はスカスカでした。

私が犯した失敗の1つが、「勉強している内容が重要だ」と脳にアピールしきれなかったことです。

今振り返ってみると、復習をおろそかにしていた気がします。

社会人になると、学生時代のようにまとまった時間の確保が難しくなる分、記憶しておきたいものほど復習を心がけたいものです。

 

感情が動くもの・動かないもので仕分けをしてみる

さて、ここからが本題です。
前章の記憶のメカニズムを「手放す基準」として応用します。

復習

①感情が動かされたときに人は記憶する
②何度も同じ情報に触れたときに人は記憶する

長期間放置された物の中には、「いつ手に入れたんだろう?」と思うような物もあります。

何度も思い出すきっかけを作らなければ記憶はやがて風化してしまいます。

もし、見つけてすぐに思い出せるような物があるとすれば、普段から頻繁に使っている物感情を伴う物のはずです。

物を手放すカギは「感情が動くかどうか?」の一点に尽きます。

感情が動かされるということは、少なくとも「自分の人生に影響している物」であることは間違いありません。

感情を基準にすることで自分にとって必要な物なのかを自然な形で選ぶことができます。

物を手放すための3ステップ

ざっくりと手順を紹介します。

手放すべき物かを切り分ける3ステップ

1.ざっくりと物の存在を把握。(※この時点で思い出せない場合」手放して良い物の可能性大いにあるため処分を検討する。)
2.「命を対価にしてでも絶対に手放したくない物か?」と自問してみる。
3.「YES」と断言できない物は思い切って手放す

感情を伴うのであれば断片的な内容でも記憶にしっかりと刻まれているはずです。

記憶に残っていない時点で、「今」自分にとって重要な物ではないということ――「絶対に手放したくない」と執着することがなければ、思い切って全て手放す決断をしましょう。

手放しやすくする2つの工夫

実際に断捨離を実行しようとすると、「もったいない」という感情と「思い出を手放したくない」という感情が邪魔して手放せないこともありますよね。
この場合、手放すハードルを下げる行動をすれば手放せる可能性があります。

以下の過程を踏んで処分できるか再度考えてみましょう。

1.データ化して処分する

形として残すことで「それなら手放せるかな」という気持ちに傾きやすくなります。
ちなみに、私が以下の方法を使っています。

  • 写真⇒「フォトスキャン」などのデータ化できるアプリの利用
  • 文章⇒「Adobe Scan」などのデータ化できるアプリの利用
  • 物など⇒スマホなどで写真を撮る

2.売るor必要としている人へ譲る

  • 売ることでお金が手に入る(金銭欲)
  • 誰かの役に立つ(承認欲求)など

――といったように、別の欲求に働きかけることで手放すハードルを下げてみます。
仮にこれで手放せないのであれば、猶予期間(1年・1カ月など)を設定して分かりやすく一か所にまとめておきましょう。

「この間に一度も使わなければ手放す」「再度自問して『絶対に必要だ』とならなければ処分する」のように強い決断を加味すればなお良し。

リバウンドを防ぐルール作りを心がける

物を手放しきったあとは、同じ過ちをくりかえさないように自分なりのルールを決めておきましょう
一例を紹介しますので、自分にあったルールを考えて実行していきましょう。

一例
  • 買い物のする際に、必ず「自分にとって本当に必要な物なのか」を考える。
  • 1つ物を買ったら家の中から2つ物を捨てる
  • 1カ月に1回、使っていない物に対して断捨離するための3ステップを踏んでみる

まとめ 物を手放すことで新たな可能性が生まれる

まとめ
  • 長期間放置しているものに、一度目を通してみる
  • 「コレを見て絶対に手放したくないという感情が生まれるか?」と自問してみる
  • 「YES」と断言できない物は思い切って処分する

管理人メモ 本当に大事なものは忘れない

私の過去のメモって、何も脈絡のない書き方をしているので、忘れた頃に読むと全く内容の意図が分からないんですよね(汗

「分からないからいいや」と捨ててしまうというオチが必ず待っています。

自分にとって本当に大事なものは断片でも自然と思い出せるもの――もし仮に忘れたとしても、あらゆる手段を使って思い出そうとします

結論、「絶対に捨てたらマズイ!」と心が動かされない物は、大抵処分したところ問題ありません。

捨てたあとに、「なんであそこまで執着していたんだろう?」と思うことの方が多いんですよね。(体験談)

部屋に物がたくさんあると新しい家具を入れるスペースがないように、何かを手放さなければ新しい可能性が入ってくることはありません。

この記事が何となく捨てられない物を手放すきっかけになれたら幸いです。

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