「年収1000万円を達成する」ような大きな願望のために、長い期間を費やして行動を継続している。
しかし、自由な時間を犠牲にしてまで行動しているにもかかわらず、目標には届かないこともあります。
それは、今が「行動の方向性」を考え直す時期を示しているのかもしれません。
今回は「長期間取り組んでいても成果が出ない人向けの『発想を逆転させる方法』」についてお伝えします。
失敗の反対は成功ではない
失敗を避けることで成功できると思う人もいるかもしれません。
確かに、失敗原因を特定し、それを避けるだけで成功することはあるでしょう。
しかし、成功の要因は、方程式のような単純な構造にはなっていません。
成功するためには、様々な新しいことにチャレンジする必要があり、その過程で失敗もつきものです。
失敗を単なる「ミス」や「敗北」と捉えず、むしろ「次の成功に繋がる学び」として位置付けることがより大切です。
かもしれない運転の考え方を応用する
日常生活や仕事においても、「かもしれない運転」の概念は役立ちます。
ドライバーが危険を予測しながら運転することに対しての言葉ではありますが、ビジネスや自己成長においても同様の考え方ができます。
何が起こるかわからない不確実な状況に備えることで、予測できる失敗を防いだり、行動を改善できたりします。
仮に××が失敗したとしたら、その原因は何?
始める前に、あらかじめ失敗した前提で考えることをおすすめします。
上記のフレーズに当てはめて考え付く原因を可能な限り挙げてみましょう。
自分では思いつかない場合、AIに頼るのも一つの手です。
(ただし、AIに頼りっきりになると、思考力が低下してしまうので、最初は自分で考える努力はしましょう。)
成果が出ない理由を見つけてみる
実際に努力を続けても成果が出ない場合、原因を冷静に分析する時間を設けてみましょう。
少なくとも3か月以上、行動量に対する結果が伴わない状態が続いているのであれば、「目標設定の仕方」か「行動そのもの」に問題があるかもしれません。
例えるなら、ナビで目的地を設定しない(=目標設定が不適切)、あるいはナビに従わない(=行動が不適切)ために迷っているようなものです。
本当に自分の目標か確認する方法
目標達成の過程で、他人の期待や社会のプレッシャーに影響され、本当の望みとは異なる目標を追いかけているかもしれません。
「自分以外の人が動く前提でしか叶えられない目標」になっていた場合は、「なぜこの目標を立てたのか」を深堀りすることが良いでしょう。
なぜなら、「自分だけの力で成し遂げられない目標」は、実は本当に自分がやりたいことではないことが多いからです。
以下のような例が該当します
- 副業で月10万円達成する(買い手が購入する前提の目標)
- 自身のライブを東京ドームで行う(施設担当者の許可・ファンの多さなどが前提の目標)
やりたいことの定義とは
やりたいことについて、もう少し踏み込むならば、「期限が伴わない願い」という表現が近いです。
一過性で忘れたり、ぶれたりすることはやりたいことではありません。
本当にやりたいことは、何十年経っても「やりたいな」と思っているものですよ。
進む方向を変える勇気を持つ
成果が出ない場合、従来の考え方や行動を続けるだけでは限界があります。
発想を逆転し、全く異なる視点から問題を捉えることが重要です。
平坦な道を進み続けても目的地にたどり着かない場合、進む方向を変えることも検討してもよいでしょう。
進む方向を変える勇気を持つことは、一時的に後退を恐れず、新たな一歩を踏み出すために重要です。
不安を乗り越えて新しい領域へ
新しい領域に踏み出すときには必ず不安がつきまといます。
しかし、その不安こそが成長のサインであり、乗り越えることで新たな可能性に出会えるかもしれません。
注意が必要なのは、不安が必ずしも成功に直結するわけではないという点です。
不安が成功のサインだと謳っている人を見かけたときは、その不安が本当に成長の前兆サインか自分で確かめる必要があります。
もし、前進しているような感覚があるのであれば、不安の先には学びや成功が待っているはずです。
同じ行動が必ず同じ結果を生むわけではない
「同じ行動をすれば同じ結果が得られる」
この言葉って、本当でしょうか?
「自分が原因である失敗」が同じ結果を招くのであって、自分以外の外部的な原因であれば、違った結果になることも少なくありません。
例えば、作曲に挑戦したが曲をイチから作り出すことが苦手で挫折したAさんのケース。
時代の進化によって「AI」というツールを手に入れたことで、「編曲」という得意分野に集中でき、成功する可能性もあり得る話です。
外部環境の変化が、結果を変える事案はたくさんあります。
「これまでのやり方が通用しなくなる」というリスクも存在しますが――。
まとめ:発想を逆転させ、成功への新たな道を切り開こう
発想を逆転させることで、新たなチャンスや解決策が見つかることがあります。
長期間成果が出ないときには、以下のポイントに注目して行動を見直しましょう。
- 行動の方向性や目標設定の見直し:結果が出ない場合、行動や目標そのものを見直す必要がある。
- 失敗を学びとして受け入れる:失敗を避けるのではなく、成長のための学びとして活かす。
- 柔軟な対応力と方向転換の勇気:不確実な未来に備え、必要に応じて進む方向を変える勇気を持つことも大切。
- 不安を成長の証と捉える:不安を乗り越えることで、新しい可能性や成功へと進む力を得られる。
- 外部環境の変化に対応する:同じ行動でも外部環境が変われば結果が異なることがあるため、以前失敗したことも選択肢に入ることもある。
常に新たな可能性を探りながら柔軟に対応することで、新たな可能性を見出すこともできます。
今までの固定概念を逆転させる視点も必要ではないでしょうか。
それでは良き日常でありますように。