✅目標を立てたのに、いつも途中でやめてしまう
✅モチベーションが続かず、計画通りに進まない
✅自分に合った目標の立て方がわからない
目標の挫折を味わう人が多い原因として、「目標設定の方法に問題があること」が挙げられます。
目標達成のために押さえたいポイント――それがSMARTの法則です。
この記事では、「SMARTの法則を使った具体的な目標設定の方法」を解説します。
SMARTの法則を使って、自分の目標の立て方に問題がないか確認してみましょう
SMARTの法則とは?成功する目標設定の5つのポイント
🔹S(Specific):目標を具体的に明確化する
🔹M(Measurable):進捗や成果を測定できる
🔹A(Achievable):無理のない範囲で実現可能である
🔹R(Relevant):自分にとって意義のある目標である
🔹T(Time-bound):達成までの期限が明確である
そこまで細かく考えたことなかったかも
SMART目標設定法を活用した具体例
今回は「健康的になりたい」という目標を基準に説明していきます。
1. Specific(具体的である):目標を明確にする方法
🔹目標は誰にでもわかるように具体的に設定する
🔹特に「いつ・どこで・何をするか」を意識する
🔹健康になる:
「どうなったら健康的といえるのか」を明確にする必要がある
🔹朝7時に近所の公園でウォーキングを行う:
他の人にも説明しやすく、実行しやすい目標に仕上げましょう
「自問」を使って目標を具体化する
✅目標達成のために、あなたはいつ・どこで・何をしますか?
✅仮に友人に自分の目標を説明するとしたら、あなたはどのように伝えますか?
2. Measurable(測定可能である):進捗を記録する仕組みを作る
🔹目標の達成度が確認できるように「測定可能な形」で設定する
🔹目標の進捗を可視化できると、やる気の維持につながる
🔹成果が積み上がるような測定指標(例:回数・時間・距離など)を意識する
「朝7時に近所の公園でウォーキングを行う」
一見、実行内容が明確に見えますが、何分歩いたのか・何回続けたのかなどの数字がはいっていない。
「できたorできなかった」以外の進捗が測れないため、記録も振り返りも難しくなる
✅時間で測る:
🔹毎朝7時に近所の公園で、30分間ウォーキングをする
🔹仕事の合間に、15分間ウォーキングする
✅距離・歩数で測る
🔹1か月で10万歩歩くことを目標にする
🔹毎日5,000歩以上歩く
✅回数で測る
🔹軽い運動を100日間連続で続ける
🔹週に3回、20分の運動をする
時間や量、回数など、具体的な数字を入れることで、「どこまで進んでいるか」を自分で確認しやすくなる。
経験談:成果が出やすい指標を選んだ方が無難
私が以前ダイエットに取り組んでいたとき、「体重のみ」を記録していた時期がありました。
しかし、実際に進めてみると、ダイエット中は体重が一時的に増えたり、停滞したりする時期が意外と多かったんです。
もちろん、体重そのものを目標にすることが悪いわけではありません。
ただし、やる気を維持するという観点では、「成果が積みあがっていくように見える指標」を選ぶ方が、結果的には継続しやすいと感じました。
私の場合は、「毎日体重計に乗ること」と「筋トレの回数を記録すること」を日課にすることで、前に進んでいる実感を得やすかったです。
【参考①:可視化することによる達成率向上について】
DeciとRyanが2000年に行った研究によると、進捗を可視化することで達成率が向上することが証明されています。
(参考)Deci, E. L., & Ryan, R. M. (2000). The “what” and “why” of goal pursuits: Human needs and the self-determination of behavior. Psychological Inquiry, 11(4), 227-268.)
【参考②:シールを用いて行動を可視化する方法】
SMART目標達成のカギはここ!シール法で目標を見える化する方法
3. Achievable(達成可能である):現実的な目標設定のコツ
目標を達成するためには、それが現実的に実行可能であることが大前提となります。
高すぎる目標は、かえってプレッシャーとなり、途中で挫折する原因にもなりかねません。
たとえば、普段あまり運動しない人が、「毎日20km走る」と決めたとしても、体力的にも時間的にも厳しく、継続は難しいでしょう。
自分の「今の位置」を知ることが第一歩
達成可能な目標を立てるには、自分の現在地=現状の体力・習慣・スキルレベルを冷静に把握することが重要です。
例えば「週に3回、15分のランニングから始める」のように、今の自分でも「少し頑張ればできそう」と思えるレベルから始めることが、行動継続の秘訣です。
その上でおすすめなのが、スモールゴール(小さな目標)という考え方です。
最終的な目標にたどり着くまでに、いくつかの小さな段階に分解し、その中から「すぐに実行できるレベル」のものを目標にしてみましょう。
✅「3ヵ月後に5kg減量する」が最終目標であれば、「今週は週3回、15分のウォーキングをする」のようなスモールゴールを設定する
思いつく目標=あなたが達成できる可能性がある目標
ここで、最初にあなたが思い描いた「大きな目標」を思い出してください。
調整によって一旦現実的な量にしてきましたが、その目標を完全に手放す必要はありません。
というのも、私たちは「達成不可能な目標を、そもそも思いつくことすらできない」と考えられるからです。
例えば、以下のような目標を「自分が達成できる」と本気で想像できる人はほとんどいないはずです。
✅野球のメジャーリーグの歴史に残る選手になる
✅日本の総理大臣になる
✅ノーベル賞を受賞する
多くの人にとって、それらは「思いつくことすらない領域」にあるものです。
言い換えれば、「自分にもできるかもしれない」と感じた時点で、それは人生をかけて目指せる価値のある目標であるとも言えるのです。
スモールゴールを積み重ねながらも、最初に描いた大きな目標は、心の中に大切に残しておきましょう。
いつかその目標に手が届く日が来るかもしれません
【参考記事:スモールゴールについて詳しく知りたい方】
スモールゴールの活用法:初心者が目標を達成するための3つのコツ
4. Relevant(関連性がある):自分の価値観に基づく目標設定
目標が自分にとって本当に重要であることが、モチベーションを維持するためのカギです。
他人の期待ではなく、自分の価値観に基づいた目標を設定するために、下記のように自問しながら確認してみましょう。
- その目標は、他人に褒められたり、周囲の期待に応えたりするための目標になっていませんか?
「自分の健康と体力向上のためにウォーキングを習慣化する」のように、自分の価値観が目標を立てた理由になっていれば問題ありません。
ちなみに、心理学における「自己決定理論」によると、内発的動機(自身の内から湧き上がる理由)に基づいた目標の方が達成意欲が高く、成功率が上がることが確認されています。
【参考記事:やりたいことが見つからずに悩んでいる方へ】
5. Time-bound(期限がある):達成までの期限を設ける
目標が達成できていない人は、つい予定を先延ばしにしてしまう傾向があります。
仕事を期限内に余裕をもってこなせる人の多くは、期限が指定されていなくても自分で期限を決めてから取り組んでいます。
目標には必ず期限を設定しましょう。
締め切りがあると、期限内に達成しようとする意欲が高まり、作業効率も向上します。
1か月以内にウォーキングを習慣化する:
⇒明確な期限を設定しておくことで、先延ばしを防ぐだけでなく、集中力を発揮しやすくなります
SMARTの法則を活用した目標設定例
実際に、これらを全て取り入れた目標設定の例を見てみましょう。
例1.英語が話せるようになりたい
✅どのレベルで話せるようになりたい?
🔹目指すレベルによって、戦略や行動量が変わります
⇒海外旅行に1人で行けるぐらいのレベル?
⇒それともスピーチコンテストで表彰されるぐらいにペラペラに話せるレベル?
✅いつまでに話したい?
🔹期限によって、戦略や行動量が変わります
⇒1か月後の旅行に行くまでに?
⇒それとも半年後の留学の日までに?
⇒それとも2年後?
✅(測定・達成可能)週2回、英会話講師と30分のレッスンを行い、(期限)半年後までに(具体的)「CEFR B2レベル相当のスピーキング力」を習得することを目指す
(関連:来年の海外留学に備えるため)
例2.健康的な生活がしたい
✅どのような生活が健康的?
🔹目的によって、言葉の意味が変わります
⇒毎日元気に過ごしたい?
⇒規則正しい生活をしたい?
⇒ダイエットを成功させたい?
🔹同じ目的でも、戦略や行動内容が変わります
⇒ヘルシーな食生活にする?
⇒早寝早起きをする?
⇒運動習慣を取り入れる?
✅(測定・達成可能)1日10分ウォーキングを行い、(期限)3カ月後までに(具体的)体重を3kg減らす
(関連:健康的な体を作るためダイエットする)
例3.営業成績を上げたい
✅営業成績を上げるとは?
🔹目的によって、言葉の意味が変わります
売上を○○円伸ばしたい?
⇒成約件数を増やしたい?
⇒商談の質を向上させたい?
🔹同じ目的でも、戦略や行動が変わります
⇒新規顧客を増やす?
⇒既存顧客のリピート率を上げる?
⇒成約率を向上させる?
✅(測定・達成可能)毎日3件の新規営業を行い、(期限)6カ月後までに(具体的)月間成約数を5件増やす
(関連:新規開拓を行うことで、営業成績を向上させる)
目標を達成するためのSMART法則の使い方 まとめ
SMARTの法則は、目標達成に必要な5つの視点を体系化した、シンプルで実践的なフレームワークです。
以下に、その要点を整理しました。
- Specific(具体的である):目標は、誰が見ても明確で具体的に理解できるものである必要があります。曖昧な表現は避け、行動計画を明示します。
- Measurable(測定可能である):進捗を追えるように、数値や具体的なデータで目標を評価できる基準を設定します。
- Achievable(達成可能である):現実的に達成できる範囲で目標を設定します。無理のない段階を設けることが重要です。
- Relevant(関連性がある):目標は、自分の価値観や目的に関連し、意義のあるものにします。他人の期待に応えるだけの目標では、モチベーションが続きません。
- Time-bound(期限がある):目標には、達成までの明確な期限を設けます。これにより、達成に向けた計画を練りやすくなります。
この記事を参考に、まずは以下のようにSMARTの法則を試してください。
1.1週間以内に達成できる小さな目標を設定する
2.進捗を記録するためのノートやアプリを用意する
3.(抵抗がなければ)目標を友人や家族に共有して応援してもらう
SMART法を活用して日々の行動を計画的に進めていけば、目標達成への道が見えてきます。
一歩ずつ積み重ねていくことで、最終的には大きな成功を手に入れることができるでしょう。
あなたが大成功を収められるように、陰ながら応援しています。